ホリスティック管理栄養士 / 岡 清華さん(part1)

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1993年⽣まれ、兵庫県出⾝。ファッション誌モデルとして活動しながら、⼤学在学中に管理栄養⼠資格を取得。その後、カウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ中で、全⽶ヨガアライアンスを取得。帰国後Vegan, Organic, Ayurvedaをコンセプトにした飲⾷店やケータリングでの料理提供や、会員制スタジオで、ヨガや栄養指導を⾏ない、「腸」に特化したフード開発、レシピ監修、イベント企画、運営を担当。独⽴後、ヨガを含むアーユルヴェーダ” の観点から「⼀⼈⼀⼈が最も輝くベストな⼼⾝を知り、持続可能な⼈⽣をサポートすること」をコンセプトにアーユルヴェーダを基にするヨガや、⾷を通じたエシカル事業など、多⽅⾯から事業を展開しながらコミュニティを創設し、オンライン上で瞑想・ヨガのスタジオ、カウンセリング、ECショップアカデミースクールなど様々な活動を行っている。

持続的な「真の健康」を発信したい

岡さん、まずは自己紹介からお願いできますか。

私は、ホリスティック管理栄養士と名乗っていますが、アーユルヴェーダを中心に、様々な活動をしていく中で、環境問題や人の心まで健康になっていくというホリスティックな考え方で、持続的な本当の健康、「真の健康」というところをキーワードに「真実を伝える」ということを事業活動の中心にしています。5年前に東京に出てきてからなのですが、様々な活動をしてきた中で、やはり現代の「心」と「体」が解離してしまってる状態や情報が錯乱した状態で、みんなが本来の姿を見失ってしまっているところにフォーカスを当てたいなというように思っていて。何をやるかというよりも、「誰とやるか」という「人間味」や、「心」のような、そういったところが大事だと思っていて、それを体現すべく去年にコミュニティを創設しました。その中で、事業を展開していくというような、組織としての横のつながりを作って、その中で同じ思いに共鳴くださった方々と一緒に色んな事業を今行っているっていうようなイメージですね。

そのコミュニティすごく興味があります!

本当ですか(笑)。

そのお話はまた後ほどじっくり伺わせていただけたらと思います!

はい、お願いします!

持続的な「真の健康」を発信したい

岡さんが、心と体とのつながり、特に「食」にこだわるようになったきっかけというのは、どんなものがありますか。

これは「遡り10年」ということになるのですが、高校1年生の時に自身がダイエットをしたことがきっかけです。

毎朝早く起きて走ったりとか、良いと言われる食事方法をすべてを試してみたりとか、ダメと言われるもの全部抜いてみたりとか、とにかくWEB上の情報をすべて信じて全部自分でやってみたら、やっぱり痩せるのは痩せるんです。当たり前に運動をして、食事も制限していると痩せたのですが、本当の「心の豊かさ」みたいなものや「幸せ」みたいなもの、あとは本当の意味での「健康体」みたいなものは、失われてしまい…。それでも「見た目が良ければ、良い」とその時は思っていたんです。しかしこれは継続的なものではないと思い、本当の意味で健康ってWEB上に載ってるものと違うんじゃないかと感じはじめました。

周りを見ると「何も気にせず食べていても痩せていたり健康に見える人もいるな」とか、あとは医学的なところで言うと、おじいちゃんおばあちゃん達が糖尿病だったり認知症だったりとか。なんだか、食事によって狂っていく人たち、自分も含めて…10代の頃から目の当たりにしたというか…身にしみて感じていたんですね。本当の情報をちゃんと自分の目で見て体感して、これを伝えていきたいな、というふうに、徐々に自分の体験をもとに目覚め始めて、「管理栄養士」という資格があり、それが日本の中では、食の一番のプロフェッショナルであると知った私はその「資格を取る」のが目的というよりは、とにかく真実が知りたくて大学に行ったことがきっかけで、食の道に足を踏み入れました。

なので、15歳の頃から真実を探していたというか(笑)、「心と体の本当の健康っていうのは何だろう?」「人間にとっての健康って幸せってなんだろう?」というのを追い求め続けて、今もそんな感じでここまできています。

やっぱり、ご自身が体験されて、しかもすごく突き詰められて。早いですね、15歳って。

そうですね(笑)。
なんだか性格上すごく突っ走る性格なので、有無が高じたのかわからないですけど…。色々と早くに気づくことはよくあります。これに関しては、時代もあるかな、といは思いますが。

管理栄養士の知識だけでは健康になれなかった

それから、管理栄養士を取るために大学に行って、食についてやっぱり学ぶと…。

そうですね。

本当に管理栄養士って意外と多岐にわたる分野を勉強するので、医学的でいうと臨床的な観点だったり、予防的な観点だったりだとか。あとは、食の話はもちろんですが、人体の中身の解剖学とか、環境問題など。様々なことを学んでいく中で、やはり数字ベースと言うか、科学的根拠ベースでの理論的なものが多くって。私は目に見えないのものをすごく大切にしているのですが、目に見えるもの、いわゆる西洋医学的な観点から出てきた「食の知識・知恵」みたいなものなのですよね。「研究データ」だとか「計算式」のような…「カロリー」「栄養素」「ビタミン」とか、そういった数字的な、物質的な観点がほとんどでした。

大学で4年間勉強して知識を得れば全てが解決し、自分自身も周りの人々も整えられると思っていたのですが、知れば知るほど「理論では分かってはいる」のだけど、やっぱりできない。その通りにやっても、「健康か?」って言われたら「わからない」という矛盾をすごく感じて…。これが「完全なものではない」というふうに徐々に気づき始めました。国家試験を受ける前に、すべての情報が頭の中に入っていて「私は管理栄養士になれる」と思った時に、「しかしこれだけで人は変えられない」と悟りましたね。それは、そもそも自分が変わっていないから。「これが正しい食事法です。」と、この理論を患者さんに伝えても患者さんを変えることはできないな…と。こうなると、自分が納得していないのにこれ(管理栄養士)を職業にはできないと思い、その選択肢はそもそもなかったのですけど、さらになくなってしまって。でも、「『食のプロフェッショナル』であるためには何が足りないのか」と考えたときに、「いわゆる西洋医学的な観点だけではだめだ、と。しかし東洋医学的観点って…「スピリチュアル」だったりとか、「ふわっ」としてたりとか、「感覚的イメージ」があって…。親族に霊媒師がいるということもあって(笑)、そういう世界には少し違和感を感じてたんです。「私には無縁の世界」みたいな感じで思っていたんですけど、「心?気持ち?感情?思考?このモヤッとした感じは何なんだ?フィジカル的な観点でずっと勉強をしてきたのに、それがコントロールできないなんて、これは目に見えないものとの関わりが、確実にあるんじゃないか?」ということや、例えば「みんな体質も生活環境も違うのに、同じ食事指導をすることは合っているのか?」ということ、「正しい食事は、こう。この病気の人はこう」というように、対症状や、対条件的に指導をする。その人が何を食べているとか、どんな過程でそうかったかということは関係なしに。

これって、やっぱりどこかにぶち当たる壁があって、それ以上は理論では説明できない。それがどこにあるんだろうって思ってる時に、「個性」「心(マインド)と体(ボディ)の繋がり」といったキーワードに解決の希望をもち、そこから「アーユルヴェーダ」というものき、ヒットしたんです。その内容を知れば知るほど、まさに私がずっと疑問に思っていたことで。これが完璧なものじゃないかもしれないけれど、とにかく、「ここに何かヒントがある気がする」とすぐに思いました。WEB上で調べてヒットしたのが、今はニュージーランドにいて、その当時はカウアイ島に住んでいるアメリカ人の先生がいらっしゃって。その方にすごくインスピレーションを感じて惹かれて。この人だ!って。すぐに申し込んで、国家試験を受けた2週間後には飛び立って修行に向かいました。

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