ホリスティック管理栄養士 / 岡 清華さん(part4)

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1993年⽣まれ、兵庫県出⾝。ファッション誌モデルとして活動しながら、⼤学在学中に管理栄養⼠資格を取得。その後、カウアイ島にてアーユルヴェーダを学ぶ中で、全⽶ヨガアライアンスを取得。帰国後Vegan, Organic, Ayurvedaをコンセプトにした飲⾷店やケータリングでの料理提供や、会員制スタジオで、ヨガや栄養指導を⾏ない、「腸」に特化したフード開発、レシピ監修、イベント企画、運営を担当。独⽴後、ヨガを含むアーユルヴェーダ” の観点から「⼀⼈⼀⼈が最も輝くベストな⼼⾝を知り、持続可能な⼈⽣をサポートすること」をコンセプトにアーユルヴェーダを基にするヨガや、⾷を通じたエシカル事業など、多⽅⾯から事業を展開しながらコミュニティを創設し、オンライン上で瞑想・ヨガのスタジオ、カウンセリング、ECショップアカデミースクールなど様々な活動を行っている。

消化に優しい食事で胃を休める

でも、例えば、今普通の生活をしている人が、一日ぐらい止まるというか、休めるのに、もしかするとビーガンっていうのを取り入れるっていうのも流れとしてはあるのかなと思っていて、まずは、わからない人がどうやってそこに入るのか。オススメというか、どういう風に入っていくのがいいのかな。とにかく体を休める。休ませることなんですよね。

そうですね。もう一つキーワードで言うと、消化を上げるならば、未消化物っていうのが毒素の原因で、身体や心の病気の原因になる根本的なものって言われています。その未消化物が体の中に巡っていって、朝起きたら舌の上に溜まるって言われていて、舌の上に溜まっている白いコケたみたいのがあるじゃないですか。臭いがあったり、べたつきがあったりするちょっと気持ち悪いものがあると思うんですけど、あれが前日に食べ物が残ってしまっていたりとか、毒素として溜まっているものと言われています。最先端に溜まると言われていて、それが舌の上って言われてます。舌磨きをするっていうことも、毒素を排出するっていう面からは効果的です。

インドのことわざで『汚れた布にいくら色を入れても汚いままだけど、綺麗に漂白してから綺麗な色を入れると綺麗に染まる』というのがあります。私たち人間も同じで、汚いドロドロのところにさらにクリーンなものを入れたとしても、一緒に腐敗していくので、一回デトックスする。浄化ファーストなんですよ。デトックスファーストっていう考え方なので、まず体の毒素を取っていくところから。あらゆる栄養を入れようって思わずに、どれだけ不必要なものを入れないで、消化しやすいようなもの食べるか。

熱が出た時にうどんとか、おかゆとか食べるじゃないですか。あれって胃腸が弱ってる時に、その胃腸でも消化できるものを食べると思うんです。生野菜バリバリとか、お肉の塊とか食べないと思うんですよね。だから、胃腸を休めることは食べないことじゃなくて、消化に優しいもの食べるようなことだと思います。例えば、毒素を排出するために舌磨きをするだったりとか、体のオイルマッサージをしたりとかすること。巡りを良くするってこともそうなんですけど、アーユルヴェーダ的なオイルマッサージって、ただオイル塗るだけじゃなくて、その後に発汗して、毒素を皮膚から出すっていう効果があって、治療と言うか、毒素の排出として、有名な浄化法なんです。

そういった食の分野で言うと、舌磨きが一番わかりやすいかなと思います。 そういった浄化法や、1日胃腸を休める期間を設けるのであれば、私がお勧めするのは、ジュースとか酵素とかそういったものではなく、温かい、腸を活性化するための、生姜とか、ちょっとしたスパイス。日本で言うと、薬味。みょうがとか、シソとか、そういったものが当たると思うんですけど、ちょっとした薬味だったり、生姜系だったり、あとは、温かいお米だったりとか、優しく炊いたお野菜だったりとかっていう、赤ちゃんでも食べれるようなもの。赤ちゃんって胃腸が弱いからこそ、あえてすりつぶして食べさせてると思うんですけど、そういったものを1日かけて食べていくっていうのが、胃腸の調子を保ちながらも休める方法だと思っていて、お勧めしたいですね。 

断食した後の、回復食みたいなものですね。

まさにそうです。断食するということは下がって、上げなきゃいけないっていう労力が必要です。ステイブルなところを保つっていう意味で、お粥っていう優しいもので回復食をずっと続けると、落ちもしないし、上がりもしないけど、それを続けて調子を取り戻すことができる、中庸の考え方かもしれないですね。

やっぱりそういう時には、お肉とかお魚っていうのは、あんまり登場してこないんですか。

そうですね。消化にかかる時間が全く違うので。米とかだと1、2時間ぐらいで、柔らかく炊くと1時間位で消化できたりするんです。お肉だと10時間から24時間。もっとかかる場合もあったりして、やはり胃腸がずっと動いてしまって、胃腸に負担をかける原因だったりします。消化に優しいって言うと1、2時間位で消化ができそうなもの。やはり動物性のものは、かなり消化に時間や負担がかかる。消化を考えたときは、やっぱり植物性を選択するっていう意味では、重要なキーワードにはなると思いますね。

多分、岡さんだと、すごくいろんなことを実践されていると思うんですけど、ご自身で何かちょっと上がり下りがすごいなとか、リセットする時はどんな方法をとられてるんですか。

私はやっぱり自分のライフスタイルで一番打撃が強いと思うのは、食事で乱れると思っています。心も体も一番乱れるなと色々やってみて思っていて、どんな騒音の所とか、どんな競争的な社会に生きているよりも、食べ物でなんとなくコントロールできるなと思っています。私はインドのお粥キッチャリーっていう、アーユルヴェーダのお粥があるんですけど、それをTHE Bでも出したり、ビジュールさんのイベントでお出ししたりもしました。キッチャリーっていうのは、お米を柔らかく炊いたリゾットみたいな感じなんですけど、ちょっとスパイスを入れて、お野菜やお豆とかを入れて、トロッとしたようなお粥っていうのを1日かけて、朝昼晩食べたりとか。それでジュースクレンズみたいに、3日間とか、5日間とか、お粥で過ごしていく。その中身は、今日はこんな野菜にしてみようとか、今日はオリーブオイルにしてみようみたいな感じで、いろんな野菜のアレンジをしながら、そういったものでずっと過ごしていく。私は、撮影前とか、この仕事を1ヵ月間めっちゃ頑張んなきゃいけない現場仕事とか、絶対体崩せないっていう時にそれをひたすらやり続けてますね。一日でも酒とか飲んだら潰れちゃいそうなくらい、切羽詰まった時ってあるじゃないですか。その時は、必ずキッチャリーで毎日過ごす。コンディショニングフードみたいな感じで使っていますね。

美味しそう。キッチャリー?インドのお粥?

お勧めです。アーユルヴェーダのお粥ですね。

アーユルヴェーダはデトックスファースト

アーユルヴェーダはすごい興味がありますね。話は聞くけどオイルのイメージです。

嬉しいです。そうですね。シロダーラのイメージが何故か強いんですよね。

アーユルヴェーダって言うと、食も含めて体のバランスを整えていくようなものなんでしょうか。

東洋医学の一番原点って言われていて、中庸医学とか、チベット医学とか、ユナ医学とかの一番根底なんです。なので、どういうふうに生きるかっていう、ライフスタイル術、生活術みたいなものなので、朝起きてから寝るまでの、人の営み全て。生まれてから死ぬまでの人生全ての扱い方みたいな感じなので、朝起きてどんなことをすればいいか、昼ご飯はどんなものを食べて、夜ご飯はどんなものを食べて、どんな間食をしたらいいかとか、その人にとっての適切な食事はとか、その人にとって適切な運動はとか、そういった生き方、生活の仕方みたいなものを解くものっていう感じです。こういうやつも、全部浄化法というか、脳の浄化、肌の感覚器官の浄化っていうデトックスファーストの考え方なので、まずは綺麗にしてから、良いものを食べましょう。消化に良いものを食べましょうみたいな、そういったものですかね。

アーユルヴェーダの食っていうのは、何もベジビーガンみたいな、野菜、植物性だけではなくって、やっぱりそういう肉とかそういうものも入ってくるんですか?

それも流派によって変わっていて、例えば、お肉を食べちゃいけませんっていう医学ではないんですけど、お肉を食べる時であれば、消化やタンパク質の代謝を良くするターメリックと一緒に食べましょう。これを消化しやすいための調理方法をしたものを食べましょうっていうことなので、『How to eat.』なんですよね。肉を食べてもいいけど、肉を食べるんだったら、一緒に牛乳とかは取っちゃダメだよ。食べ合わせ悪いからとか。その食べ物がいかに、栄養になる方法で食べることができるかっていう、摂取方法について解く医学みたいな感じですかね。なので、『Food as Medicine』って私はいつも提唱してるんですけど、お医者さんも、この薬を効かせるために、副作用のある、これと一緒には飲まないでくださいとか、食後に飲んでくださいとかあるじゃないですか。食事でも同じように、処方箋としての食事なんですよ。肉はこれと一緒に食べたら消化に悪い、栄養素の吸収が阻害されるので、いわゆる薬みたいな役割が、アーユルヴェーダで言う食みたいなものなんですよね。

味だけじゃなくて、食べ方として体に及ぼす作用までの組み合わせっていうことなんですよね。インド料理って言うと、やっぱり植物性のものは多いなっていうのはすごく実感しますよね。

アーユルヴェーダの中に、ヨガみたいなものがちょっとでも入ってくると、完全なる採食みたいな感じになって、ギーっていうオイルと、植物性のものだけみたいな感じで、精神的なところとか、スピリチュアル性が入ってくると、完全にそっちに寄ったりとかしますね。

アーユルヴェーダ、興味あるなぁ。

嬉しいです(笑)

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